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2008年1月17日 (木)

贈る言葉

 僕が高校3年生のときに爆発的にヒットしたドラマが、「3年B組金八先生」でした。僕は勉強一筋でイーグルスのホテルカルフォルニアがヒットしていることさえ知らなかったのですが、この番組は必死で見ました。3年間同じクラスだった現衆議院議員の山井和則くんも必死で見ていました。もう一人、親友に吉田政弘くんがいました。彼はクラスをひっぱっていく本当にいい奴でした。12月に文系の友達が「化学やばいねん」と言ったのを聞いて、吉田と山井はなんと冬期講習を5日間くらい開きました。いいですが、受験の年の冬休みに人のために講習会をひらいたのですよ。ぼくは自分のことに必死で、そんな講習会に講師できるか!とやりませんでした。

 センター(その当時は共通一次)が終わって、採点すると吉田・山井の講習会を取った文系の連中の化学の点数が吉田・山井の点数を上回ったというのは、すごいでしょ。

 また、正月早々、山井から速達が来ました。なんだとあけてみると、白地図が入っていました。「わかりやすい白地図を見つけたから使ってくれ!」という、メモが入っていました。自分の入試なのに、なんとクラスの地理選択者全員に配ったのですよ!これをぼくは「あほ」と呼びたいと思います。だから、ぼくは今でも山井を応援しています。彼の日本の福祉をよくしたい!という思いは本物です。衆議院3期目にしていまだに借家に住んでいるあいつが好きです。ほんまにアホです。最近、テレビの露出が多くなってきて、もっともっとがんばって欲しいと思っています。

 その山井と竹岡があこがれる同級生が吉田政弘でした。かれは教師志望だったのですが、化学関係の会社に就職しました。その後アメリカにまで留学させてもらうほど優秀な奴でした。竹岡なんかよりはるかに教師に向いている男でした。

 竹岡、吉田、山井が30歳を超えた頃、訃報が竹岡の家にきました。「吉田が死んだ」。お通夜には同級生の中で竹岡と山井だけでいきました。その帰り、山井と「おい!政の分までがんばろうな!」と泣きながら言い合いました。ぼくも山井も今でもそのことをことあるためび思いだします。もっとも教師に向いていたあの政が死んだ。今でも竹岡は、「政なら、どのように接するだろう?」と思うことがあります。竹岡の原動力の大きな車輪のひとつが吉田なのです。

 その3人が、入試直前に「贈る言葉」のレコードを買って、「入試の朝に聞こうな!」と誓いあいました。もう29年前のことです。

受験生がみんな、好結果を出せることを切に祈っています! 

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コメント

御無沙汰しております。
先生の今回のコメント、大変感じ入りました。
私も、
みんなが優しくなるという上から目線ではなく
みんなで優しくなる手助けを出来れば良いなと
思います。

もうすぐあの悲しい出来事から丸13年のあの時刻。
今年も黙祷を捧げたいと思います。

投稿: すいか | 2008年1月17日 (木) 05時43分

読んでいて目頭が熱くなりました。
生徒たちは明後日からセンター試験です。
私も「あほ」になって頑張ります。
竹岡先生、お体に御自愛ください。

投稿: asebay | 2008年1月17日 (木) 13時37分

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